日本の農業復習プリント 〜その1 稲作&畑作編〜
1.日本の米作りについての以下の説明文の空欄を埋め、次の問に答えなさい。
稲はもともとインドや中国南部が原産の熱帯性の植物のため、夏に雨が多く気温の高い日本の気候に適しています。しかし、北海道や( 1 )地方は冬の気温が低く、また( 2 )地方も雪が多いため、一年に一度、米作りだけを行う( 3 )地帯となっています。しかし、これらの地方では低温や病気に強い米を作ろうと( 4 )を重ねた結果、3地方あわせて国内の生産高のおよそ半分を占めるほど、豊かな穀倉地帯になりました。
問1 北海道で稲作の盛んな平野と盆地名を答えなさい。またそこで栽培されている品種を答えなさい。
問2 空欄(1)の地方では様々な品種の稲が栽培されています。以下の各県で米作りがさかんな平野名と、
その品種を答えなさい。
(ア)秋田県 (イ)山形県 (ウ)宮城県
問3 (ア)空欄(4)とはちがい、1年に2回米作りをすることを何というか答えなさい。
(イ)かつて、アのような米作りがさかんに行われ、現在は野菜の早作りがさかんな平野を答えなさい。
問4 本文に出てくる3地方以外にも米作りのさかんな地域があります。これについて
(ア)二毛作がさかんで、裏作で麦やい草を作っている平野を答えなさい
(イ)早場米の産地として有名な日本最大の平野を答えなさい
2.日本の米作りの工夫と問題点についての以下の説明文の空欄を埋め、次の問に答えなさい。
日本の米作りは、昔は小さな水田で手作りで行われており大変な時間と手間がかかりました。しかし、最近は春に( 1 )や田植え機、秋に( 2 )などの機械が使われるようになり、農作業は非常に楽になりました。しかし、機械化にはいくつかの問題点があるほか、食生活が( 3 )化するなどして、政府の倉庫にたくさんの米が余るなどの問題も出てきました。そこで国は水田に米を作付けしない( 4 )や、他の作物の生産をすすめる( 5 )などの( 6 )政策をとり、米があまらないようにする努力を続けてきました。
しかし、米あまりが続いたため、政府は1995年に( 7 )法を定め、政府を通さない( 8 )米を中心に、ある程度、農家が自由に米の生産量を決められる仕組みにしました。このような状況で、農家の人たちも安全な( 9 )農業を行ったり、消費者に人気のある( 10 )米を作るなど、消費者に望まれる米作りを自分たちで努力して進めなければならなくなってきたのです。
問1 機械化による問題点について
(ア)機械化を進めるために、お金を借りたりして経営の苦しくなる農家が増えることを何というか?
(イ)機械化を進めるために、水田の面積を広げて形を整えることを何というか?
(ウ)アの問題を解決するために、いくつかの農家でお金を出し合い機械を買うことを何というか?
問2 政府の倉庫に1年以上あまっている米のことを何というか?
問3 (ア)かつて、農家が直接消費者に米を売ることは禁じられていましたが、このような米を何と呼ぶか。
(イ)アの米は空欄(7)の法律によって流通が認められるようになり、現在は何と呼ばれていますか?
問4 空欄(9)の農業で、化学肥料の代わりに用いられる肥料は何か?
問5 空欄(10)の米で、日本で一番多く作られている品種は何か?
3. 以下はある農産物について、生産高上位県を並べたものです。A〜Iにあてはまる農産物名を答え、後の問題に答えなさい
A. 1位 北海道(61%) 2位 福岡(8%) 3位 佐賀(5%)
B. 1位 北海道(78%) 2位 長崎(3%) 3位 鹿児島(2%)
C. 1位 鹿児島(40%) 2位 茨城(16%) 3位 千葉(13%)
D. 1位 高知 (10%) 2位 熊本(9%) 3位 福岡(7%)
E. 1位 山梨 (35%) 2位 福島(20%) 3位 長野(12%)
F. 1位 山梨 (25%) 2位 長野(14%) 3位 山形(10%)
G. 1位 長野 (33%) 2位 茨城(14%) 3位 兵庫(6%)
H. 1位 愛知 (18%) 2位 群馬(15%) 3位 千葉(9%)
I. 1位 青森 (51%) 2位 長野(22%) 3位 岩手(7%)
(データは2005年、2006年)
問1 Aの作物について
(ア)この作物は米に代わって消費量が伸びてきています。主に何の原料になりますか?
(イ)この作物のおおよその国内自給率としてふさわしいものを以下から選びなさい。
@3% A8% B13% C18%
問2 Bの作物の別名を答えなさい
問3 鹿児島県でCの作物が作られているのはどこですか?
問4 高知平野でDの作物を作るときの栽培方法を何といいますか?また、その問題点は何ですか?
問5 Fの作物は岡山県でも作られています。その品種名を特に何といいますか?
問6 (ア)GやHなどのように涼しいところで作られる作物のことを何といいますか?
(イ)長野県でGの作物を作っている場所と、群馬県でHの作物を作っている場所をそれぞれ答えなさい。
問7 Iの作物を青森県で作っている平野はどこですか?
問8 上の表の中に見られる愛知県や千葉県、茨城県など、大都市の近くで行われる農業を何といいますか。
4. 野菜づくりや果物づくりについて次の問に答えなさい
問1(ア)宮崎平野や高知平野などで、ビニルハウスの促成栽培で作られる野菜のことを何といいますか?
(イ)アのような野菜作りが、大消費地から遠く離れた地域で発達した理由を以下のようにまとめました。
空欄@〜Bに当てはまる適切な語句を答えなさい。
全国各地に( @ )が建設され、保冷トラックや( A )を組み合わせた( B )が発達したことで、野菜を新鮮なまま運ぶことができるようになったから。
問2 問1の場合とは反対に、ビニルハウスを使わないで野菜を作る栽培方法を何といいますか?
問3(ア)みかんを作るときに、水はけの良い斜面を切り開いて作った畑を何といいますか?
(イ)みかんの生産量は1991年にある果物の輸入が自由化されたため、減ってきています。その果物とは何ですか?
問4 日本が最も多く野菜を輸入している国と、最も多く果物を輸入している国をそれぞれ答えなさい。
問5 日本が最も多く輸入している果物は何ですか。また、その果物をどの国から最も多く輸入していますか。
問6 日本でさかんにつくられている、なし、ぶどう、みかん、もも、りんごの5つの果物を生産量の多い順に並び替えなさい。
解答欄
1.(1) (2) (3) (4)
問1 平野: 盆地: 品種:
問2(ア)平野: 品種: (イ)平野: 品種:
(ウ)平野: 品種:
問3(ア) (イ) 問4(ア) (イ)
2.(1) (2) (3) (4)
(5) (6) (7) (8)
(9) (10)
問1(ア) (イ) (ウ) 問2
問3(ア) (イ) 問4 問5
3.(A) (B) (C) (D)
(E) (F) (G) (H)
(I)
問1(ア) (イ) 問2 問3
問4 栽培方法: 問題点: 問5
問6(ア) (イ)G: H: 問7
問8
4.問1(ア) (イ)@ A B
問2 問3(ア) (イ)
問4 野菜: 果物: 問5 果物: 国:
問6
解答:
1.(1)東北 (2)北陸 (3)単作 (4)品種改良 問1 石狩平野/上川盆地/きらら397
問2 (ア)秋田平野/あきたこまち (イ)庄内平野/はえぬき (ウ)仙台平野/ひとめぼれ
問3 (ア)二期作(イ)高知平野 問4 (ア)筑紫平野 (イ)関東平野
2.(1)トラクター (2)コンバイン (3)洋風 (4)休耕 (5)転作 (6)減反
(7)新食糧 (8)自主流通 (9)有機 (10)ブランド
問1 (ア)機械化びんぼう (イ)耕地整理 (ウ)農業の共同化 問2 古米
問3 (ア)自由米 (イ)計画外流通米 問4 たい肥 問5 コシヒカリ
3.A 小麦 B じゃがいも C さつまいも D ピーマン E もも F ぶどう G キャベツ
H レタス Iりんご 問1(ア)パン、めん類等 (イ)B 問2 ばれいしょ 問3 シラス台地
問4 名前:促成栽培
問題点:ハウス病にかかる人がいる、輸送に時間や費用がかかる、ビニルハウスを作る費用がかかる等
問5 マスカット 問6(ア)高原野菜 (イ)G:嬬恋村 H:野辺山原
問7 津軽平野 問8 近郊農業
4. 問1(ア)施設野菜 (イ)@高速道路 Aカーフェリー(フェリーでも可) Bコールドチェーン
問2 露地栽培 問3(ア)だんだん畑 (イ)オレンジ 問4 野菜:中国 果物:アメリカ合衆国
問5 果物:バナナ 国:フィリピン 問6 みかん、りんご、なし、ぶどう、もも