芝中学 学校説明会の色々報告

 

 各種合同説明会でのそれぞれの先生方のお話をまとめてあります。芝中学の先生方のお話を伺って感じるのは、毎年、色々な先生が色々な紹介のされ方をするなあ、というものでした。その理由が今年度前半の説明会で腑に落ちた感じがします。

 

◎芝

港区増上寺宗門の中高一貫男子校です。東京タワーの直下にありながら周りは非常に緑が多い、四季折々の豊かな自然に囲まれた環境にあります。

 本校の教育理念は「共生(ともいき)」の精神を六年間で見につけることにあります。そのために、いわゆる主要教科だけでなく、技術や美術など全ての教科を大切なものと考えていますし、学校生活を充実させるという意味では、ほとんどの生徒が部活動に参加しています。

 本校の生徒会活動ではあしなが育英会への募金活動をはじめとして様々なボランティア活動に参加しています。恵まれない人々へどのように協力したらよいかということを考えるのは「共生」の大事なテーマだと思います

 

( ※ 伝統のある進学校として人気のある学校ですが、子どもたちが自らの進学先を考えるうえで、まずどのように他の人とともに生きていくのか、関わっていけるのかという人格面を豊かにしていくことが大切である。当たり前のことですが、改めてそんなことを気づかせてくれるお話だったと思います )

 

私立男子中学校フェア

 

 学校の紹介ということで、芝中学の特徴を挙げようと思うのですが、一つは学年ごとに様々な行事が組まれているということがあります。様々な行事というのはどういうことかと言うと、大まかに言えばそれぞれの学年で、学校行事の実施時期はある程度決まっているのですが、その内容・方法などはその学年を担当する先生方によって毎年異なるということです。

 芝中学では中学1年生から高校3年生までの6年間を教師達が持ち上がりで担当していきますが、その学年を担当する先生達の間で様々な創意工夫を凝らして自主的に学校行事を運営されているのです。中学1年生では5月に、中学2年生は夏にそれぞれ校外学習を行います。目的はといえば友達作りのきっかけですとか、一つのことをへとへとになるまでやる、ですとか趣旨はあるのですが、その方法は学年の先生方によって毎年変わります。中学3年生で実施する修学旅行も、目的地が関西方面とおおまかに決まってはおりますが、移動のための交通手段ですとか、旅行の経路などは毎年様々です。これは高校に入ってからも同じで、高校1年生の校外学習、高校2年生の修学旅行など、毎年行き先も経路も様々に変わります

 

 本校ではいわゆるキャリア教育の類もやっております。将来の職業選択・志望があって、そこから逆算して志望大学を決める、現在やるべき勉強に気付く。本来はそうあるべきなのですが、実際には子ども達はこれが苦手です。各学年の先生方も本当に様々な取り組みを行っています

 成績不振者には指名制の補習を行います。本校では学校の授業についてこれれば志望する大学へは進学できる、という前提で授業を行っていますが、高3生にたいして希望者があれば補習も行っています。これは結果としては放課後の時間だけでは足らずに、授業前の早朝にも実施するような状態になっています。