2013明大中野中学 学校ミニ説明会(私立男子中学フェア)報告

6月8日 手島@青夢舎

 

 本校は男子校であります。同じ明治大学の付属校、同じ学校法人の学校として共学校である明大中野八王子中学との比較でいうと、やはり男子校であることのメリット、デメリットともにあると思います。まず、男子校であることで指導は厳しいということができると思います。その反面、社会に出たときによかったと実感するのではないかと思います。厳しい指導を乗り越えて、社会人になってから年代を越えた男子の絆を感じることができると思います。一方、男子校である分がさつで学校内も汚いというイメージもあるのではないかと思います。特に中学の低学年のうちは生徒間のトラブルももちろんあります。子ども達は間違いを犯せばこっぴどくしかられて落ち込みます。しかし、それを経験して乗り越えていくことで彼らは人間として強くたくましくなっていきます。

 学力も確かに大事ですが人間性も大事です。授業を終えてあまった時間を何に使うのか、ということで本校では部活動、特に運動部の活動が活発です。

 中学時代はどの教科も満遍なく学習させます。成績不振者には指名制で補習を実施しています。放課後の居残り補習に指名されると生徒達は部活に参加できなくなる。そういった経験をして彼らも「やばいっ」と学習するようになるのです。英検、漢検などの資格試験の受験も活発に行われています。

 生活指導が厳しいということでいえば、頭髪チェックは毎月1回行っています。社会に出たときはやはり第一印象が大事ですので、この点は徹底しています

 さきほども申し上げましたが、本校にもいじめは存在します。しかし、それがはびこるようなことはない。いじめが発覚したらしっかり指導を行います。近年ですとインターネットやメールを通じたいじめも存在しますが、そうしたこともホームルームで話し合わせています。例えば低学年の生徒にありがちですが、気持ちをストレートに表現してしまう子がいる。しかし、そうしたことで不快に感じる人もいるわけです。そうしたことを気付かせたいと思います。

 

 本校は明治大学の付属校ですが明治大学へ進学していく生徒は全体の3/4ほどです。具体的には文系学部の推薦枠が230、理系学部の推薦枠が70名です。本校の定員は中学募集が240名、高校募集が165名ですので卒業生の数は405名となります。そのうち100名あまりは明治大学に進学しないことになります。

 では残りのものはどうなるのかというと、毎年、成績上位者のうち20名ほどが国公立大学や医学部、歯学部、薬学部などへ進学していきます。これは主に中学から入学した生徒です。そして残りの80名のうち40名が他大学へと進学し40名が浪人をする感じとなっています。

 推薦で明治大学へ進学して言った生徒たちについては必ず追跡調査をしており、授業を怠けがちであるとか成績不振者がいるようであれば、呼び出して指導も行っています。このような取り組みを行った結果、大学で留年する生徒や成績不振となるような生徒も減りました。

 

 付属校ではありますが、中学の学習は教科書プラスアルファの指導を行っておりますのでかなりハイレベルです。特に英語は生徒間での差が出ています。そこで英数についてですが、修1回程度の小テストを行い、その結果も踏まえて指名補習を行うようにしています。

 その後の大学進学へ向けた指導ですが、まず高校1年生に入ってから、明治大学の全学部について生徒達に話を聞かせています。それを踏まえて生徒達に文系理系の志望を行ってもらい、高校2年生3年生は文系7、理系3の割合でコース別に分かれてクラス編成を行います。理系学部志望者は高校2年生の秋に神奈川県にある生田キャンパスの見学に行きます。そして高校3年生になった時に、一週間の期間大学生に混じって実際に大学の講義を受けてもらう。その他に語学ですとか簿記などの講座も存在します。こうしたプログラムを通じて、生徒達は大学進学への意識をより高めていくのです。

 

 最後に入学試験についてのお話をします。例年、合格者と不合格者との間で算数の得点差がかなり開いています。算数の試験で40点くらいしか取れない受験生はほとんど合格することがありません。ですから本校を志望する生徒さんには算数の勉強をぜひ頑張ってもらいたいと思います。本校の試験は2月2日と4日に行いますが、2回の試験ともに出願したことによる優遇措置は特に取っておりません。補欠合格者への連絡も均等に行います。もし補欠合格となった場合のご家庭への連絡は、きちんと連絡がつくまで何回も電話をさせていただきますので、連絡がつかなかったからといって、次の補欠合格候補のご家庭へ連絡を飛ばすようなことは致しませんのでご安心下さい。

 

 

 

感想

 PTA活動も盛んだということです。