2013年攻玉社中学 学校説明会報告

7月6日 手島@青夢舎

 

1.攻玉社の教育について

 

 攻玉社中学の特徴を3つ挙げます。まず男子校であること、そして中高一貫校であること、最後に授業が充実していることです。本校は今年で創立150周年を迎える、もとは蘭学者の設立し学校でした。男子校は全国で3%程しかないそうです。女子の視線にさらされることなく伸び伸びと学校生活を送れるのが男子校の利点だと思います。

 本校の教育目標は3つあります。「誠意」「礼譲」「質実剛健」をそれぞれ身につけさせることです。

1つ目に誠意であります。これは真心を尽くすことです。具体的には約束を守る、できない約束はしない、信頼を裏切らないことです。

2つ目に礼譲であります。礼を尽くして相手にへりくだることが大切です。そのためにも本校では外部からいらしたお客様にきちんと挨拶するよう生徒達に教育しています。本日はいかがでしたでしょうか?ご家庭でも日常の挨拶は大切にしていただきたいと思います。昨今いじめが大変問題になっておりますが、そもそも相手の人格を認めないことにいじめが発生する原因があります。相手の気持ちを考えること、相手の人格を認めること、これも大切な礼譲なのではないでしょうか

 3つ目に質実剛健であります。つまり中身を充実させるということです。子ども達が社会に出たときに、相手に「こいつはたいしたことないな」と思われないように、立派な男子を育てたいと思います。

 

2.学校生活および入学試験について

 

 子ども達の学校生活の様子についてお話しようと思います。

本校では中高6年間を2年ごとに3つの期に分けております。最初の中学1・2年生は友達作りと授業についていけるようにするための補習に力を入れています。補習は定期試験の下位20%の生徒を指名して行っています。次の中学3年生と高校1年生では中だるみの防止が最大の課題です。選抜クラスを編成し、子ども達を切磋琢磨させています。かつては中学1年生の時から選抜クラスを設けていた時期もありましたが、中1から中2に学年が上がる時に半分以上が入れかわる事態になったりもし、なかなか立ち直れない生徒も出てきました。弊害が大きすぎるということで中学3年生から選抜クラスを設置するようにしています。ここまでの4年間は1クラス40名の6クラス編成としています。高1の選抜クラスは一般学級・国際学級の垣根をなくした状態で編成します。

 高2・高3からはコース別の30人学級8クラス編成とし、よりきめ細かい指導を行うようにしております。英語・数学については学力に応じたグレード制としています。教員も予備校主催の夏季セミナーに参加するなどして授業力向上に努めており、その成果を生徒達による授業アンケートなどで測っています。

 

 入学試験ですが、一般学級の選抜試験は2月1日、2日、6日に実施し、合格者の試験結果をもとに均等なクラスになるよう学級編成を行います。帰国生対象の国際学級の選抜試験(国語と算数または英語の2科目試験)は1月10日に実施します。国際学級のクラス編成は、国語・数学を成績順にグレード化し、英語は出身が英語圏・非英語圏であるかを元にクラス編成を行います。

 2月1日、2日の連続受験者に対しては得点への加点優遇措置を取っています。また繰り上げ合格の連絡は連続受験者に対して行っています。また受験生のご親族で3世代までの方に本校OBがいらっしゃる場合は、2回連続出願をすることを条件に優遇措置を取っておりますので、受験票にその旨お知らせ下さい。

 

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