2006年6月14日 吉祥女子中学 塾対象説明会報告 青夢舎
1.臼井校長先生より
・本校に課せられた使命の第一は、お預かりした生徒さんたちが上級の学校に進めるような基礎学力をつけさせることにあります。現在、週6日、計34時間(特別活動を除く)の豊富な授業時間を活かした指導を行っています。
・授業時数は、昨年度より1時間増やし、また中学部の教科編成も高等部に準じたものとすることで、各教科ともに、よりきめの細かい指導を行えるよう努めています。
・部活動も大変活発で、非常にパワフルな学校だと思います。教員と生徒との距離も近く、この点は大切にしていきたいと考えています。
2.学校紹介ビデオより
・静かなトーンの演出。ナレーターの語り口は控え目でも、生徒さんたちが学校生活を満喫している様子が伺えます。「これでもかっ」と言わんばかりに続く部活動の映像はどれもエネルギーにあふれていました。
・「自分のやりたいことについて深く考えている、やりたいことがはっきりしている人が多いです」
「吉祥祭(文化祭)は当日も楽しいけれど、それ以上に準備をしているときが楽しいです」
「新しい校舎になってから、何事においてもやる気が出てきました」
「女の子らしくしなさいといった指導はなくて、伸び伸びと生活させてくれています」
「中学に入ると、部活動の練習が活発で、普段の勉強は短時間に集中してやる必要があって大変です」
(以上、生徒さんより)
3.その他
・上位生をしっかりと伸ばせる指導を行うとともに、基礎学力もしっかり身につけさせたい。
⇒英数国にかんしては、ハイレベル教材を副教材として導入。
英数の成績不振者(下位30〜40名)は週1時間の強制補習を実施。定期テストごとに入れ替え。
・06年度大学入試では国公立大学の合格実績が過去最高を記録。国公立大に難関次第を加えた現役進学率は61.2%(トータル75%ほど)に達している。また早慶ともに受かりながら国立大を目指して、仮面浪人をするような積極的な受験生も増えてきている
・芸術系に関する高校募集を停止するが、中高一貫教育のなかで、芸術系志望者にもしっかりと対応できる進路指導を引き続き行っていく。
・2007年度入試からは補欠候補の発表を一切行わない。
・入学辞退者に対しては、2月28日までに申し出れば返金に応じるので、遠慮なく申し出て欲しい。
4.感想
高等部で行われる夏期の勉強合宿など、すっかり進学校としての路線が定着した感のある学校ですが、先生方はそのことに満足することなく、「素質ある受験生たちが入学してくるのだから、自分たちの指導はさらに磨いていかなければならない」と、さらに研鑽に励まれている様子が節々から伺える説明会でした。
冒頭、校長先生が「他校のことはよく分からないので」と切り出されたのですが、逆に自分たちの進むべき道だけをしっかりと見つめられている印象がして、清々しかったです。